著者音響

　フレディは文句無しの最高のヴォーカリストでしょう。オペラ歌手と張り合っても負けてなかったし（バルセローナーって歌ってたマイナーCD）。

　ラブリエもすごい。前任のドミニッチなんて比べものにならないくらい。

　デュオも立派。「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公たちの世代を越えた宿敵の役を与えられるほど。

　電気ギター奏者の良し悪しは余り分からないけど、ジミーは"良し"。「天国への階段」での感動的なギターソロを聴けば誰だって観念してしまうでしょう。ナルシソ・イエペスは分類が違いすぎるのでここには載せませんでした。

　ボンゾは寝ゲロで死んでバンドを解散に追いやったドラマー。死んで神格化された例だけど「あれの叩くリズム最高〜♪（byブランキー・ジェット・シティ）」。

　次いでマイク。[Images and Words]で初めて出逢ったときは精密機械という印象。他のアルバムを聴くに連れ魅せられました。[Liquid Tension Experiment]と[Falling Into Infinity]がベストプレイ。
　ビルは今更語るのも面倒くさいので省略。

　次点のコージーは今年の４月、交通事故で死亡しました。Hideのロケットダイブ事件より１００倍ショックでした。

　同じく次点のカールはドラムの教則本でいつも悪い見本に例えられている可哀想な人。シンコペーションたっぷりで忙しいジャズのドラミングを力でロックに換えたような叩き方をするので（持論）、「どたばた」なんて言われちゃうのだろう。俺は好き。

　キースが抽んでている。彼の演奏を聴けば他のどんなキーボーディストも貧弱に見えてしまう。クラシックやジャズの有名な"ピアニスト"と並び称されるほどなのだ。

　リックの創り出すフレーズはいいねぇ。彼の在籍するYesはひと味違います。特に「危機」中のI get up I get downでのオルガン〜キーボードソロは人類創造に匹敵する偉業！！神の成せる業。キースの「悪の教典９」は差詰め日の七日間か？

　[Fracture]という曲のウェットンのベースソロは唯一無二、好きなベースソロ。クリムゾンやUKでシンコペートしまくりのベースを弾きながら歌う腕に完敗。

　そして、気がついたら好きなっていたハゲ、レビン。ベース界では超有名人だった。昔はジョン・レノンのソロアルバムに全曲参加し、歴史的名曲のベースを全て彼が弾いていた。ハゲ目当てでジョンのアルバムを買いそうで恐い。クリスの音はこれでもかというほどブリブリしていて楽しい。

　ICE。似たような物。今は潰れてしまった某レコード屋（Discmapではない）で流れていた音楽。あれー、どこかで聴いたことある曲だな。昔ロックの曲だったはずだけど。でも歌っているの女だし。それが終わった直後、たぶん同じ歌手がもっと聞き覚えのある曲。あ、ICEだ。以来、ICEが気になって仕方ありません。今年３月あたりは、上福岡市立図書館にあった彼らのCDを３枚ほど聴くが、あの日のあの曲にはめぐり合えなかった。でも音楽はお気に入りに。