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著者雑感
−第1集−


苦手なもの

予めここで宣言して、余計な労力(誘いを断る際の心遣い)を削減しよう。

カラオケ(1999/02/11)

 まず間違いなく断っている。過去のログを遡っても同性異性混合関係なく二つ返事で「NO」でしたし、今後も変わらない予定。やむを得ず(終電が厳しいとき)入らなければならぬ時は接待と割り切って頑張っている。あからさまに不満な顔をするのはマナーが悪いので楽しそうな努力をしていると、不思議なことに本当に楽しくなることもある。が、嫌なものはイヤ。

 歌うことで楽しさ歓びを感じることが出来ないようです。発散どころかむしろストレスは蓄積されます。ある時間継続的に不可がかかり続けるのでたちが悪い。何故なのでしょう。
小さい頃から
私は少し変わり者
いつでも ひとりで
音楽ばかり 聞いていた
みんなと同じ
話題で笑えなかったし
私のジョークは
みんなに通じなかったわ

作詞:森若香織
ram jam world「HAPPY SPACE」(BVCR-1053)収録の「LIFE」より

 ああ、成る程、これなんだなあ。この歌詞を読んで疑問が解けた気がした。高校三年間大学一年間、根幹の部分で音楽観を共有できる人物はついに一人も現れなかった(中学時代に出逢った某氏とまだまだ関わっているのはこのせい。しかしそれも...)。これ以上無い不幸!!この事態は最悪で、なんとか打破しないと益々駄目駄目になってしまう。近日(やっと)「諸悪の根元」音楽編を強化しようと必死なのはここに起因する。

 幸い、「ハッタリでトークする才能」「皆に歩調を合わせる能力」「話を聞く能力」が備わっているようなので、十数年間そこそこの社交性を維持して生きている。満ち足りる瞬間というものは皆無だけれども。希に圧倒的孤独感に苛まれ強力な持病(エスケープ病)が発病するも病院行きにまで悪化したことはない。

 閑話休題。「諸悪の根元」による「同類探し」とは別のアプローチも実行中。それは今の音楽になれること。積極的に今の音楽を聞いて「歌う曲を知らない」という技術的な問題の解消に繋がれば万々歳。結果、気に入った邦楽は、ram jam world, ICE, 山崎まさよし, 木根尚人...あれれ?はい皆さんごいっしょに、だめじゃーん。

「全員参加が基本です」(1999/02/11)

 東京ディズニーランド15周年関連のCMでの台詞。これを耳にして心の底から嫌な気分になった。このノリが大嫌いだ。小学校や児童会などの催し、椅子取りゲーム・ハンカチ落とし・フルーツバスケットその他のレク、修学旅行、林間学校、部活の合宿、文化祭のダンシングコンクール(未だに尾を引いていて時々夢に出て魘される)、王様ゲーム・山手線ゲーム・マジカルバナナ所謂マジカル頭脳パワー的パーティーゲーム。

 あるキャンプで缶けりが始まったと同時に二人で絶対安全圏を越え遥かまで逃げ、頃合を見計らって二時間弱後に戻っていったら大捜索なっていたこともあった。

 ようするに典型的な駄目人間なのです。むしろ駄目以下です。自覚しても直せません。

 例えば同窓会などは大歓迎(酒)なのですが、(カラオケを含めて)そんなノリに突入することを考えるととても恐い。駄目駄目君達を引き連れて逃げるのが常套手段なのですが、その後が余りにも悲しすぎます虚しすぎます。

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