朝本浩文


ram jam world

ハウ*ドゥ*ユー*ドゥ?

BVCR-1052
 朝本浩文率いるram jam worldの1stアルバム。「☆HAPPY SPACE☆」が紹介されているので同時発売?それとも版権所有会社が変わったときの再発?
 流石プロは違うぜ。そんな第一印象。GRANADAの余裕たっぷりの歌声もGOOD。印象的な曲が多く特に「トパーズ」の旋律には思わず唸ってしまうが、同傾向の「☆HAPPY SPACE☆」の陰に隠れてしまうのが欠点。

☆HAPPY SPACE☆

BVCR-1053
 うーむ。これはよい。全曲「お気に入り」水準。「SPACE」の印象的な旋律。「MADA2」の絶妙な間。「キャプテンR・J・W〜着陸〜」はパクらせてもらいます(楽器編成と構成を)。「DREAM」の不思議な時代感覚。「LIVE」は職人達の真骨頂。「LIFE」の歌詞に心を打たれ。「SWIM SWIM DEEP KISS」で夢心地。文句無しの推薦盤となりました。おめでとー。(CDTV風)

rough and ready

WPC6-8366
 最初に買ったram jam worldの作品。数年前にラジオ(NHK FM平日午後9時)で数回「Planet Earth」聞き気に入り、ずっとram jam worldという名前を駐在させていた。最近某CD屋(山野楽器川越店)で偶然発見購入。
 「planet earth」が収録されていただけでも大満足なのに、さらに良質な音楽も聴けてさらに満足。名曲です。
 アルバムは、全2作とは明らかに嗜好の異なる孤高の作品といった印象。男性ボーカルが入っていたり、インスト曲の比率が大きいのが他と異なる特徴。前2作やUAでは出来なかったことをここで表現したのか。
 そんなわけでポップな朝本浩文を期待すると痛い目に遭うかもしれません。

世界

WPC6-10002
 rough and readyと180度回転して非常にポップな作品。
 全曲素晴らしく、邦楽歴が極端に短く経験も薄い俺が言っても説得力はないが、これを「究極のポップ」と位置づける。大衆に分かり易く、といっても決して媚びることなく、また聴く度に味が出る奥の深さも兼ね揃えている。
 今まで、「ポップ」という言葉を毛嫌いし、ポップはロックが堕落した姿程度に見くびっていたが、これの一枚がそんな先入観を覆した。少し大袈裟だけど、俺音楽史でかなり重要な出逢いであることは確かだ。
 こんなに気に入ってしまうと、むしろ売れてほしくないという、ありがちでひねくれた感情が派生する。現時点で人に「ram jam worldは良い」と言っても「誰?」という返事が返ってくるが(あの志村氏でさえ!!内輪ネタ)、そのままでいい。
 ちなみに、表題曲「世界」は1999/01/15現在のTBS深夜番組「ワンダフル」のエンディング曲です。


邦楽編