Queenがデビュー当時「Led Zeppelinの再来」と言われ、Valensiaは「Queenの再来」と呼ばれた。しかし「ValensiaはLed Zeppelinの再来」という推移律は成立しない。なんのこっちゃ。
Gaia収録の「Gaia」は無敵の名曲。その他は「Scarabouhka」を除いて平凡な感じ。K.O.S.M.O.SはGaiaの延長上で明らかに成長していて水準はずっと高い。「K.O.S.M.O.S」は儚く美しい。「V III」は試行錯誤か迷走か、新しい道を切り開こうと必死。曲は「とことんロック」「とことんバラード」「いかにもヴァレンシア」の3種類にはっきりと分かれている。「Millennium」は周りの圧力に屈して創ったような、周りの期待と自分の表現したい音楽の差異を嘆く寂しさに溢れているかのよう(勝手な推測)。
密かに応援しているので頑張ってもらいたい。
ヴァレンタインと二人組のユニット「V」を結成しアルバムを発売した。全作の実験の末たどり着いたのはビートルズやクイーンの明るく楽しい世界。ロック色大仰路線は完全に影を潜めている。なんだかがっかり。
- Gaia
- K.O.S.M.O.S
- V III
- V (Valensia Valentain)