サントラ+α編

坂本龍一, T-Square, 喜多郎, 宗次郎, S.E.N.S., アニメ・サントラ, その他映画サントラ

時をかける少女

 ユーミンのベスト版(英訳すると「New Music」という陳腐な題名のアレ)が発売され「時をかける少女」も若い世代に少しは有名になった。ここではもちろん若き日の原田知世。
 原作は'66年に筒井康隆が発表。読むべし。ついでに康隆作品全て読むべし(人に言える立場ではないが)。映画化は'83年で監督は大林宣彦。傑作なのでどこのビデオ屋にも置いてあるはず。「タイム・リープ」は見てはいけません。
 筒井康隆の小説で映像化されたもので、見たことがあるのは「時の女神」「熊の木本線」「最後の喫煙者」(以上3作品は「世にも奇妙な物語」)「七瀬ふたたび」くらいか。「最後の喫煙者」や内田ゆき主演版「時をかける少女」にはちゃっかり本人が出演しているのが笑える。「母子像」「鎖」「鍵」「走る取り的」のような類の短編が効果的に映像化されたら凄いんだろうな。「リング」など比ではないほど恐ろしいぞ絶対。

坂本龍一

Beauty

 ソロアルバム。沖縄風を取り入れたり入れなかったり。なんだかなあ。「バーバーのアダージョ」の坂本版が唯一の救いか。編曲とはいってもほとんど原曲そのまま。胡弓。

The Last Emperor

 日本人初のアカデミー賞受賞作品。このサントラの曲は頻繁に耳にする。これを期待していたから、「Beauty」は幻滅激しかったのだろう。

T-Square

 フュージョン畑のバンド。中学校時代T-Square好きの友人(むしろF-1の研究家で恐ろしいほど詳しかった)がいて、沢山聴かせてもらったがあまり馴染まなかった。

Truth

 「Truth」は説明不要なほど有名な曲、よって省略。飛び抜けて美しい「Twilight In Upper West」は必聴。これには管弦楽版もあって(収録されていたアルバムの名前が思い出せない!!!教えて!!)、そちらは某ドラマ(高校生+教師(フーミンnot藤山起米粒)が幕末に時間遡行してしまう下らない物語。佐久間象山はgoodだった)のオープニングに使われた。一部「暗殺者の口笛」に引用。

喜多郎

 「おしゃれ関係」で坂本龍一が嫌いな音楽家に挙げていた。

喜多郎の世界

 いまいち。

宗次郎

大黄河ベストセレクション

 「大黄河」はこんなにつまらなかったか?これを聴いて妄想で美化された大黄河の印象が冷めてしまった。
 高校2年の時の芸術鑑賞会(1997/02/14)で見せられた演劇のメインBGMに一曲使われていた。それだけ。

S.E.N.S.

 BGM界の大御所。様々な場面でその名を目にする。

組曲 人と時と風の中へ

 初めて12cmのシングルがあることを知る。金返せと絶叫。でも音楽はGood。

アニメ・サントラ

「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」

 まさか本気で発売するとは。オープニングの「ロマンス」は鈴木史郎のナレーション入りだし、名曲「セクシーコマンドー部主だい歌(ブルース)」や「よろしく仮面 テーマ」などももれなく収録されていて大満足の一枚(「体育座りの歌」は未収録。気がつかなかったのか?)。普通、サントラを買うと「俺は音楽を聴きたいんだ!!」と幻滅させられるような「おまけ」も、むしろ主役である音楽を完全に食っている。音楽は、お幸せに今畜生でおなじみの山本はるきち先生。

 アニメ「マサルさん」は愚かで軽薄でくだらないことこの上ないのに、つい一日一分は見てしまう「ワンダフル」のアニメコーナー第1弾だった。素晴らしい出来で、漫画的な面白さを見事にアニメ的な笑いに再構成した手腕はお見事拍手喝采大絶賛である。ついつい単行本を全巻買ってしまった。

キャ党忍伝てやんでえ 猫座第一回公演

 「商売繁盛ピザキャット」のアウトロをはじめ、意外にも多くこのサントラの音楽を聴く場面がある。どうしようもないサントラだが、曲間に挟んである「漫才」が楽しい。現在の俺の語彙や発言パターンにも少なからず影響を与えている。よって社外秘。忍者たるものたとえ空腹でも泰然自若としておらねばならぬのだ。

三国志U オリジナル・サウンドトラック

 今も元気にしているのかな?Fence Of Difenceが担当しているサントラ。あっと言う間に終わっちゃったなあアニメ・三国志は。音楽はそこそこ。

魔神英雄伝ワタル2 音楽編

 まだ数枚しかCDを持っていなかったときの一枚。まだまだ若い(高校2年在学中)高橋由美子の歌声が聴ける。音楽は可もなく不可もない。T

天空戦記シュラト 天山瞑楽

 どうしてこんなの持っているのだろう?無駄無駄なドラマも入っているし。音楽を聴きたいのだから喋りは入れないでほしい、本当に。矢追純一的番組に欠かせないあの曲が(トルーパーだったかも)。

鎧伝サムライトルーパー<青嵐編>

 主題歌は気が付いたらポップジャムから消えていた森口博子。「水の星より愛を込めて」(←正しい?)には到底及びません。音楽は思い出せません。大したこと無かったのでしょう。

幽遊白書 オリジナル・サウンドトラック

 妹に適当に見繕ってくれと金を渡して買い物に行かせたら、これを買ってきた。仕方あるまい。時はまさに全盛期、猫も杓子もヒエイだクラマだと叫んでいた時期だもの。「ほほえみの爆弾」題名だけ好きです。

その他映画サントラ

おもひでぽろぽろ オリジナル・サウンドトラック

 譲ではないのです。資料として重要な一枚。ひょっこりひょうたん島のテーマなど、普通手に入りませんから。音楽もなかなかのもの。Track16...21はパンフルートの良さを最大限引き出した佳作ぞろい。「愛は花・君はその種子」は時代を超えた名曲。
 映画は、何とも。現在と過去の色調の違いの対比が素晴らしかった。

天と地と

 俺音楽史4,5枚目くらいのCD。小室哲也の「本気」が堪能できる一枚。これを聴くと、普段実力のごく一部しか使っていないのがよく分かる。その効率の良さ、回収率のよさが彼の才能なのだ。

機動戦士ガンダムF91−オリジナル・サウンドトラック−

 主題歌はガンダムシリーズには書かせない森口博子。「Eternal Wind〜ほほえみは光風の中〜」はクリティカル・グッドの名曲だと思うのだが知名度は低い。


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