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Future's Memories
The gardens
1997年作品 TFDC-28067
- Future's Memories
- Bye Bye Blue
- Future's Memories (Instrumental)
- Bye Bye Blue (Instrumental)
Hiromasa ijichi Project
人生通算2枚目となる邦楽CDシングル。まずは音楽的な話題から。CDジャケットには歌手名The gardens(直訳「庭」)の下に小さくHiromasa ijichi Projectto
書かれている。伊秩弘将である。まずはこいつの生み出した音楽についてあれこれ戯言を。
SPEED
邦名「速度」。ミキト(中学の時の同級生に、沖縄出身の島袋という男がいて、SPEEDのこいつとそっくりなため。実は親戚では?と睨んでいる)、アゴ(見た目通り)、ムヒョージョー(かなり目立つ。営業スマイルできないらしい)そしてダウトの4人。3人の内誰が好みか、その男の個性が垣間みれるいい素材である。
処女作「Body and Soul」と第二作(題名忘れた)の力の入れ方があからさまに違うのが笑えた。手を抜いて前者を出してみたら、予想以上に売れたものだから、次は滅茶苦茶力作で一気に勝負をかけた。それが功を奏しSPEEDは今や伊秩氏の最大の資金源である。俺はSPEEDに興味はないのでこれ以上言及するのは辛いので終了。小6の妹がはまっていて、歌ったり聴いたり弾いたりを繰り返しているのを哀れみの視線で見ている。
1998/11/03時点での最新シングル、題名は知らん。あれはなかなかの力作だ。「サビ」的楽節が2つもあるもの。この頃中途半端にマンネリ化した曲が続いて金蔓が飽き始めるのを見越しての策略か。流石伊秩と呼ばれるだけの男である。なんのこっちゃ。
DEEPS?(綴り不明)
ぷっつん。堪忍袋の緒が切れた。全く弁護の余地がない。AV女優にもスカウトされないような奴等がどうして見た目系歌手になれるのか。悔い改めよ。二度と姿を現すな。どうせDOSみたいにある時急速に消えていくのだろうけれど。
そしてThe gardens
衝撃の処女作「Futuer's Memories」以降、不振。伊秩氏の趣味なのでSPEEDほど大袈裟な売れ線でもなく、かといって音楽を追求するわけでもなく、中途半端な音をまき散らしている。それではいかんと思うのさ。今度、アルバムが出るとか出ないとか。SPEEDのアルバムrise?を聴いたが全く面白くなかったことを考慮すれば、買う価値はジェンブジェロ(妄想の中のよんぴる)。
Future's Memories
某日某場所某virgin recordでTony Levinの「From The Caves of Iron Mountain」とどちらを買うか散々迷った挙げ句購入した「Future's Memories」。半年間の美化効果も諸ともせず、期待以上の出来であった。男性諸君はカラオケで歌うのはやめましょう。元の高さで歌うと死にますしオクターブ下げると惨めですから。(志村氏、無理に歌わせてスマン)
Bye Bye Blue
話の構成上、カップリングから書き始めます。なにかの生理用具の宣伝に使われていた曲。どうでもいい曲。流石B面だけあるわい。今、このCDを聴くときもカップリングをかけるこたはあり得ない。だってつまらないのだもの。
自信を持って薦められる曲
名曲、とは言えないけれど佳曲です。楽曲、編曲、構成、歌唱どの点も水準以上。今も昔も邦楽には興味がないし面白さも音楽的価値も全く見いだせないのは変わらない(この点については折を見てクラッシクや昔ロックと並べて論じたい)。でもこれはOK。是非聴くべし。商業的にもそこそこの成果を上げたので、探せば必ず入手できるから。
具体的に誉めましょうか。冒頭「Future's Memories〜」の部分。ここがツボに入る。俺自信大好きな和音進行で、「
卒業制作」のほとんどの楽曲に何らかの形で使ったほど。また、暇つぶしで鍵盤を叩く時にもとっても気持ちよくなれるので是非お試しあれ。学術的な表現(X7->T的な表現)が分からなくてすまんが、イ短調でいうと「F -> G -> Am/G -> Am」いいのかな?・・・冒頭で早くもクリティカルヒットしてしまえば後は奴等の思う壺。全体の緊張度(テンション)、短く効果的なギターソロ(下手糞で冗長なのは大嫌い)、この手の楽曲ではお約束の弦楽、それぞれ大絶賛には値しないけれど否定する要素が皆無であるのも事実。よいぞ、よいぞ。
今、音楽的な観点から誉めたわけだけど、真実は純粋に音楽に心を奪われたのではない。どんな駄作でも、愚民を洗脳し普通に発売したと想定したときの8倍は売上が伸びる、著作者万歳の「ドラマ効果」。引っかかりました。私も「愚」でしたー。ええ、愚ですとも。
連想ゲームは果てしなく(計算済み)
いとしの未来ちゃん
舞台はかなり未来。人類はかつて栄えた高度技術文明を捨て中世的に慎ましく暮らしています。ある舘に姉妹がおりまして、夜、姉は幼い妹に過去の人類−今の我々にとっての近未来−について語ります「むかしむかし」お伽話や童話のように。
いい加減に設定はかくの通り。分かり易い例ではバーチャル・リアリティ時代のげRPGやエロソフトに溺れる人々を描いた話(*1)、怪我で入院した高校生女子がいかがわしい病院でクローン技術で自分を大量生産し、学校へ恋人の元へ医者の元へ送り出して「彼女たち」が各方面で活躍させ、自分の穴を埋めることに成功したものの、オリジナルの自分の帰る場所が無くなり・・・そんな話、超多チャンネル時代に求められる物は?超高層建築時代の落とし穴(*2)もし人の心が自在に読めたら?ロボットが人間と同じ心を持ったら?云々云々。最終回は火星人との文化の食い違いと不器用な恋を描いた白眉の傑作(*3)。ありがちな主題を、斬新な手法で表現する。単に俺が幼いのかもしれないが、「おち」が読めた回はほとんどなかった。
(*1)
主人公の中年親父の息子役が、保険のCMで「ホケン」のかぶり物をしていた彼。駄目ソフトの女優役が藤山起米粒ことフーミンだったかな?
(*2)
この話が個人的にかなり好き。むしろヒロインが好き。名前をなんとおっしゃるのだろう。根性でインターネットで調べられると幸いなのだが。
(*3)
題名はその昔某国を大混乱に陥れたラジオドラマから「マーズ・アッタク」。主人公の俳優、無骨な作家役はフォレントのCMで人形と踊っていた彼。そして旅館の女将役が松下由樹?(何か違うな。最近山崎まさよしとドラマに出演しいた人)。彼女は最近大活躍しているが、その発端はこのいとしのみらいちゃんの最終回であると今でも信じている。明らかに、これ以降に尋常でない勢いで姿を見るようになったから。
余談。レギュラー出演者がいて、毎回異なる話に同じ人物が様々な場面で脇役を演じていた。素晴らしい演出だと思った。個々独立した話でありながら、最終回に連続ドラマのような感慨を感じたのはきっとそのため。ちなみにそのレギュラーはオナペッツ・「金髪先生」第三期の生徒であったデブ女(多分に誉め言葉)など。いい味出してました。こうなればエンディング曲である「Future's Memories」の株は益々上がっていく一方なのでした。
出演者の個性もこれ以上はないくらい絶妙で、改めて制作者の腕の良さに感激の嵐なのであります。そのプロデューサーの名前をスタッフロールで見たとき、背筋が凍りました。恐怖ではなく驚愕で。片岡Kその人であ〜る(日本名物研究室風に)。
よい国
中学3年の時だから、1995年?頃の冬?深夜12:40頃から放送されていた30分番組。現段階で人生最良のテレビ番組は、上で紹介した「いとしの未来ちゃん」、これを見、岩井シュンジという名が記憶に刻み込まれた「打ち上げ花火、横から見るか下から見るか」(この後1年くらいの間に彼はすっかり有名人になってしまいました。少し寂しかったなぁ。また、確かおきなめぐみのデビュー作。この頃の彼女の芝居は初々しく、むしろド下手。数年後に大ブレイクするまでの暫くの間は8chの専属女優みたいだった)、そして「よい国」の3本なのです。
ここで、よい国について滔々と語りたいけれど生憎此処は音楽編なのでまたの機会にして此処では「結果」だけ。この番組に登場人物はいまでも俺の中で「ネタ」として生き続けています。なにせ中学半年、高校3年間、大学半年の4年間で出逢った数多くの人で「よい国」を知っていたのが自分を含め3人という少なさ、カンコピしてもばれること絶対ありませんので。片岡K、おそるべし。
あとがき
長い長い文になりました。挫折せずに此処まで読んだ人、ご苦労様です。むしろ暇人?これだけ熱く語られたのだからもう聴くしかないでしょう。何となく感じて頂けたと思いますが、ここではFutuer's Memoriesより、よい国といとしの未来ちゃんを紹介したかったわけ。特によい国のほうはほとんど無名なので、もし見ていた人がいたら、是非掲示板の方へ一言残してくれるとありがたいなあ。
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