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In The Wake Of Poseidon
ポセイドンのめざめ

Originally released: 1970 / PCCY-00623
not scanned Personnel:
Robert Fripp (guitar, mellotron, and devices)
Greg Lake (vocals)
Micheal Giles (drums)
Peter Giles (bass)
Keith Tippett (piano)
Mel Collins (saxes and flute)
Peter Sinfield (words)
Gordon Haskell (vocal on Cadence and Cascade)
No原題邦題作者時間
1Peace - A Beginning平和/序章Fripp Sinfield0'51
2Pictures of a City including 42nd at Treadmill冷たい街の情景(インクルーディング:践み車の2番目)Fripp Sinfield8'03
3Cadence and CascadeケイデンスとカスケイドFripp Sinfield4'37
4In The Wake Of Poseidon including Libra's Themeポセイドンのめざめ(インクルーディング:リブラのテーマ)Fripp Sinfield7'56
5Peace - A Theme平和/主題Fripp1'17
6Cat Foodキャット・フードFripp Sinfield McDobald4'52
7The Devil's Triangle (i)Merday Morn (ii)Hand of Sceiron (iii)Garden of Wormデヴィルズ・トライアングル (i)マーデイ・モーン (ii)ハンド・オブ・セイロン (iii)ガーデン・オブ・ワームFripp11'38
8Peace - An End平和/終章Fripp Sinfield1'54

概論(ver.1.0)

 2ndアルバム。英4位、米28位。
 「宮殿」発表後、ジャイルズ(drum)とイアンが脱退し、レイクもEmerson, Lake & Palmerというグループを結成するため脱退を表明。そんな崩壊状態でフリップはアルバム制作を強行。脱退したジャイルズ(drum)を呼び寄せ、ベーシストも何とか確保しレイクには何とか歌ってもらい、新しいサックス・フルート奏者を加入させ・・・・・。新旧入り乱れての騒々しいクレジットになっている。

総評

 LPのA面にあたる、「冷たい街〜」->「ケイデンス〜」->「ポセイドン」の流れが前作の「21世紀〜」->「風に〜」->「エピタフ」の完全な模倣になっているので、前作が気に入ったならこちらもどうぞ。

演奏家的戯言

個人的戯言

 高校3年の文化祭初日、紆余曲折の末学校をサボった時に買ったCD。今でもこれを見聴きすると複雑な勘定が渦巻くのはこの事件のせい。
 「宮殿」的なのでそれほど好きではないが、よく言われるような「『宮殿』に比べ明らかに質が落ちた」という見解には至らず、平等な位置にある。「冷たい街〜」「デヴィルズ〜」はオリジナルメンバーでもライブ演奏されているし、「ケイデンス〜」は元々イアンとシンフィールドの黄金コンビの作品だったりするし、楽曲の質では引けを取っていないと思う。「『宮殿』に比べ質が落ちた」と言える人は、恐らく演奏細部の緊張感などを感じとれる人なのだろう。この2枚を聴いてそれを感じる樹幹製は自分には備わっていないと反省すべきなのかも知れない。
 なにはともあれ「宮殿」と同じく☆☆☆星三つ。

各論

予告編(委細概論補完後)

 一連の「平和」はやさしい旋律。「冷たい街の情景」は「精神異常者」と甲乙付けがたい名曲。「ケイデンスとカスケイド」は「風に語りて」よりずっと好き。「ポセイドンのめざめ」はフリップが頑張って「エピタフ」のコピーを作った感じ。やはり元祖には及ばないか。「キャット・フード」は異色!!クリムゾン的根性ネジ間借りポップ。密かな信奉者は多い。「デヴィルズ・トライアングル」ホルストの「火星」を主題にした何を考えているか分からない曲。徐々に盛り上がる得意のパターン。終盤は圧巻。

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