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Islands
アイランズ
Originally released: 1971 / PCCY-00664
Personnel:
Robert Fripp (guitar, mellotron, Peter's Pedal Harmonium, sundly implements)
Mel Collins (flute, bass flute, sexes, vocals)
Boz Burrell (bass guitar, lead vocals, choreography)
Ian Wallece (drums, percussion, vocals)
Peter Sinfield (words, sounds, visions)
featured players:
Kieth Tippett (piano)
Paulina Lucas (soprano)
Robin Miller (oboe)
Mark Charig (cornet)
Harry Miller (string bass)
No | 原題 | 邦題 | 作者 | 時間 |
1 | Formentera Lady | フォーメンテラ・レディ | Fripp Sinfield | 5'50 |
2 | Sailor's Tale | セイラーズ・テイル | Fripp | 12'29 |
3 | The Letters | ザ・レターズ | 4'32 |
4 | Ladies of the Road | レディ・オブ・ザ・ロード | Fripp Sinfield | 5'32 |
5 | Prelude: Song of the Gulls | プレリュード: ソング・オブ・ザ・ガルツ | Fripp | 4'15 |
6 | Islands | アイランズ | Fripp Sinfield | 9'16 |
概論(ver.1.0)
4th。英30位米76位。
突然ベース兼ボーカルのゴードンがクリムゾン独特の雰囲気に耐えかねて逃亡?急遽オーディションを開く。ボーカル志望でやって来たイアンをドラマーとして採用。哀れ前任者はクビに。続いてボーカルとしてボズを起用。ボズはベースが弾けなかったのでフリップが地獄の猛特訓の末超短期間で習得させる。その後Bad Companyなどでベース奏者になっているから才能はあったのだろう。ようやくバンドとしての体裁が整い制作された。
この面子からは想像もつかないほど美しい作品。シンフィールドの趣味全開。ある意味「宮殿」以上の奇跡。
ロックだったりジャズだったりひねくれポップだったり管弦楽だったり、色々な音楽を味わえる。それだけメンバーの音楽嗜好がバラバラだったことの証拠でもあるが、本当に奇跡的に素晴らしいアルバムに仕上がった。
一方ライブではフリップ以外の3人が好き勝手に暴れ回り手に負えなかったという。結局そんな有り様に愛想を尽かしたシンフィールドと遂に決別、その後3人のメンバーもフリップと袂を分かち、そのまま別のバンドを結成してしまう。そんな荒れ放題の時期のライブはとても面白いらしいが今の所正式にCDで聴く機会がないのが残念。
最もクリムゾンのイメージから遠い作品であるが、純粋に創造物として傑作だと思う。ということで個人的評価は☆☆☆☆☆五つ星。
表題曲「アイランズ」は「スターレス」に次いで好きな曲。こんなフリップ&クリムゾンはここでしか聴けません。
各論
予告編(委細各論補完後)
不気味なストリングスから始まる「フォーメンテラ・レディ」は静かな曲。決して上手くはないけどボズの歌声もいい雰囲気。そのまま「セイラーズ・テイル」へなだれ込み、徐々に盛り上がりながらメンバーが思い思いに弾きまくる。怪しげな「ザ・レターズ」、無知な3人を皮肉ったという「レディ・オブ・ザ・ロード」。本当にフリップ作曲?最初で最後の管弦楽曲「レリュード」。そして慈愛に満ちた「アイランズ」。文句無し!!
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