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Larks' Tongues in Aspic
太陽と戦慄
Originally released: 1973 / PCCY-00665
Personnel:
David Cross (violin, viola, mellotron)
Robert Fripp (guitar, mellotron, devices)
John Wetton (bass, vocal)
Bill Bruford (drums)
Jamie Muir (percussion and allsorts)
No | 原題 | 邦題 | 作者 | 時間 |
1 | Larks' Tongues in Aspic Part One | 太陽と戦慄パートI | Cross Fripp Wetton Bruford Muir | 13'37 |
2 | Book of Saturday | ブック・オブ・サタデイ | Fripp Wetton Palmer-James | 2'53 |
3 | Exiles | エグザイルズ | Cross Fripp Palmer-James | 7'42 |
4 | Easy Money | イージー・マネー | Fripp Wetton Palmer-James | 7'55 |
5 | The Talking Drum | ザ・トーキング・ドラム | Cross Fripp Wetton Bruford Muir | 7'26 |
6 | Larks' Tongues in Aspic Part Two | 太陽と戦慄パートII | Fripp | 7'09 |
概論(ver.1.0)
5th。英20位米61位。
フリップ以外全員が辞めてしまい、新たな4人を見つけてきて再始動したクリムゾンが世にはなった作品。このアルバム発表後にミューアが抜けてしまう。
この時期のクリムゾンはよりインプロヴィゼーション的な面を発揮した音楽を目指して活動している。この作品も、歌詞のは入った部分などアレンジされた部分以外は即興的な演奏が多い。それがこの時期の最大の魅力。
「太陽と戦慄」から「レッド」に至る時期が一番「クリムゾンらしい」時期。そのスタートを飾る今作品はその音楽性が凝縮された一枚。必聴。個人的好みは☆☆☆☆星四つ。
演奏家的戯言
- この5人が最強の面子という説には大賛成。
- 在籍期間は僅かだが、他のメンバーに多大な影響を与え、「レッド」に至るまでのクリムゾンの音楽性を決定づけたと言われるのがミューア。ライブでは縦横無尽の暴れぶりだったらしい。ミューア在籍時のライブ音源は超貴重品で、海賊版に恐ろしい値がついていることも多い。彼の脱退の理由は「ステージ上で怪我をした」「病に倒れた」「宗教の問題」など色々な話を聞くので謎である。この作品は諸々の事情で脱退を表明して、最後の仕事だったらしく、ミューアのパワー全開の演奏が聴けないのが残念だ。
- ウェットンのベースはとにかく格好良い。今までであった中で最高のベーシストと断言。歌はそこそこ。
- クロスは前衛的な演奏が冴えている。まだまだ意気揚々と演奏していて良い。
- Yesを電撃脱退したビル。クリムゾンに移っていよいよ本領発揮。ミューアに出逢いレベルアップ。そしてミューアが遺していった数々のアイテムも自分のものにし最強のドラマーに。
各論
予告編(委細各論補完後)
「太陽と戦慄パート1」はいかにもインプロで生まれた断片をつなぎ合わせた脈絡のない曲。「ブック・オブ・サタデイ」は息抜き?ドラムがムカシクリムゾンっぽい。「エグザイルズ」は前奏が雄大で素晴らしい。「ザ・トーキング・ドラム」は徐々に盛り上がるお馴染みのパターン。そのまま「太陽と戦慄パート2」へ突入。ライブ盤で聴くと一番痺れる瞬間。この時期特有の暴力的な楽曲です。文句無し!!
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